マンション(2021年)【2021年8月にコメントを追記】

2021年時点での宝塚市内の分譲マンションの価格相場について追記します。専有面積のボリュームゾーンは70平米〜80平米と近隣の市に比べ、やや広い間取りの物件が多いことが特徴です。大阪市内への通勤圏の住宅地としては郊外にあり、利便性よりも住環境や広さを重視するニーズに応えた結果だと言えます。宝塚市よりさらに郊外となる西宮市の北部エリア、神戸市北区、三田市、川西市はこれまでに分譲されたマンションの棟数が少なく、一戸建てが中心。宝塚市は大阪市内への通勤圏では、もっと郊外のマンションエリアとも言うことができます。専有面積70平米台の平均価格は2千万円中盤となり、平均築年数は約25年前後。比較的手頃な価格で広さと緑豊かな住環境が手に入ります。価格帯は幅広く、1,000万円を切るものから3000万円中盤ぐらいまでの価格帯のマンションが多く取引されています。価格がもっとも安くなるのは、山手のバス便エリアのマンション。それに対し価格がもっとも高くなるのは、宝塚駅や宝塚南口駅の駅前に建つ、築後10年以内のマンションです。市内で最も総戸数が多く、有名なマンションは宝塚駅の北側の高台に建つ『ラビスタ宝塚』。バブル期に分譲されており、広さ、グレードともに一つ上のクラスの物件が手に入ります。宝塚駅からのバス便になりますが、本数が多く、専用のシャトルバスの様。駅との高低差は約100m〜150m。もっとも駅に近い棟からは歩いて駅までアクセスする人も少なくありません。