2022年8月の宝塚市の不動産相場

ロシアのウクライナ侵攻や新型コロナウイルスが、世間を騒がせている2022年の宝塚市の不動産相場はどうか。まず、国土交通省が公表している不動産価格指数は、2020年は一時的に新型コロナウイルス感染拡大の影響で下落しましたが、その後、プラスに転じ、2022年においても引き続き、上昇傾向が続いています。また公示価格の方は一時的にはインバウンド需要の消滅などにより商業地は下落傾向、住宅地は横ばいの状態がありました。しかし、2022年現在、すべての用途で対昨年比の公示地価は上昇しています。ここ1年ぐらいはどこかで頭を打つ、警戒感がずっとありますが、上がり幅は少なくなってきたものの、まだ上昇傾向は続いています。コロナにより在宅時間が長くなり、家への意識が高まっていることもありますが、物価が高くなる中、住宅ローンの金利は低く抑えられ、現金の価値が下がる中、不動産を所有しようという意欲もその一因になっていることが考えられます。今後の予測としては、マンションを中心に今後も数年間は上昇し続けていくと予想する人が多いですが、都市部、郊外、地方で傾向が変わると言われており、その中で郊外である宝塚市は、地方のように下落傾向が強くなるリスクは低いですが、都市部ほど、上昇率は上がらないという見方の人が多いです。あと少し違う切り口ですが、地球温暖化により、災害リスクが高まっている中、ハザード地区内と地区外では、相場が変わってくる可能性がありますので、その辺りも今後、注視する必要があります。